today's piece



#376, 22th Jun 2007

HOW COME / RONNIE LANE & SLIM CHANCE (1973,UK)




映画「ロニー」の福岡上映がなかなか決まらない。何故に?

悔しいので、今日はハウ・カム。

ブリンズリーのインスト・ナムバー「ロッキン・チェアー」と並んで亜米利加への憧憬が表現された曲。勝手に思ってるだけでかもですが、、、。 スモール・フェイシズ時代もよかけど、スリム・チャンス時代がロニー・レーンは最も奔放だったように思う。サポート・メンバーも よかですな。ギャラガー&ライルにブルース・ロウランドとか。エンジニアはグリン・ジョンズだし。ロニー・レーンが今も演奏を続けていたとしたら、 ニック・ロウのように新譜追っかけていただろうな。

シングル盤のミュージック・ホール風なジャケットも好みです。




#375, 5th Jun 2007

MEET ON THE LEDGE / FAIRPORT CONVENTION (1968,UK)




先日のチーフテンズ公演を観て、無性にフェアポート・コンヴェンションが聴きたくなりました。 最初に買ったフェアポートのアルバムが、この2nd LP "what we did on our holidays"(素敵なタイトルと思いませんか!)。 そんなんで、とても愛着のあるアルバムです。 そのアルバムから、ミート・オンザ・レッジが今日の一曲。イアン・マシューズの甘い歌声とサンディー・デニーのハスキーな歌声のデュエットが魅力的。 セカンド・フレーズでサンディの声が聴こえてくるともうだめ、めろめろです(笑)。

毎年開催されているクロプレディ・フェスティヴァルでも、観衆と一緒になって大合唱となる定番曲だ云うことを、どこかで見聞きしたような。 本国でも人気があるのでしょうね、ミート・オン・ザ・レッジ。クロプレディ・フェスティヴァル、一度は行ってみたいです。

二十歳前後、フェアポートを聴きだした頃は、めんたいビートや60's英国ビートものに多少、食傷気味でしたが、 鮎川誠さんはフェアポートが好きで、"what we did on our holidays"がフェイヴァリットということを知って、 その時はとても親近感、感じたことを覚えています。




#374, 23th May 2007

AFRICAN MARKETPLACE / DOLLAR BRAND (1979,SOUTH AFRICA)




アフリカン・マーケットプレイスを最初に聴いたのはロンサム・ストリングスのヴァージョンでした。 好きな曲というのはおのずとオリジナルを聴きたくなるというもの。CDを探すもその頃は廃盤だったようで、この米輸入盤中古LPを入手した。 ダラー・ブランド(アブドゥーラ・イブラヒム)は南アフリカ出身のジャズ・ピアニスト。しかし、このアルバムの録音ではジャケットの絵にあるような、懐かしみのあるメロディに ホーンセクションや活き活きとしたドラミングも入った演奏となっている。あたかもガーナのハイライフを聴いているような気分で、一発でお気に入りにとなった。

友部正人さんのエッセイで(だったと思う)読んだと思うのだけど、ロケット・マツさんから薦められ友部さんもこのアルバムをニュー・ヨークで購入されたようで、 お好きなよう。そこはかとなくほくそ笑んだりでした。

さて昨夏、福岡にてロンサム・ストリングスの桜井芳樹さんがギター・ソロのライヴを演られた時にも、この曲をエレクトリック・ギター一本で演奏されていた。 もう、それは圧巻とも言えるギター・アンサンブルで目頭が熱くなったの思い出す。本当に大好きな曲なのです。

HMV - AFRICAN MARKETPLACE




#373, 16th May 2007

思ひで / 鈴木常吉 (2006,JPN)




鈴木常吉さんのことを意識したのは、GAKU経由で 「松平維秋Memorial」や青空文庫「松平維秋の仕事」 を印刷して読んでいた頃だと思う。松平さんの「つれれこ社中」のライナーノートを読んで聴きたくなり、「雲」を手に入れた。それからである。 比較するのもどうかと思うが、上野さんの声よりも鈴木さんの声が好みだった。幾年か経って、支那海東さんから「ぜいご」がリリースされることを教えてもらった。

勿論、「ぜいご」収録曲は全て素晴しいのではあるが、最初はアルバムの前半から中盤が好みだった。今は後半も好きである。 「思ひで」はラスト一曲前に収録。アイルランド民謡をベースにした曲である。 関島岳郎さんのティンウィッスル?(リコーダー?)が流れているものの、鈴木常吉さんの侘び寂び観が凝縮された一曲であると思う。 この感覚は稀有であり、素晴らしいと思うのであります。




#372, 11th May 2007

UNITED AFRICA / CEDRIC 'IM' BROOKS (1978,JAMAICA)




昨日はボブ・マーレィの命日でした。と云うわけでもないですが、レゲを久しぶりに聴いておりました。 セドリック・イム・ブルックスのアフリカ回帰的なアルバムよりタイトル曲。ガーナのハイライフを思わせるホーンセクションが圧倒的。 もはや、レゲの範疇を超えてます!




#371, 7th May 2007

WACK WACK / THE YOUNG HOLT TRIO (1967,USA)




黄金週間明けの朝は「ワック・ワック」で元気づけ。 ドラムス、コントラバス、ピアノのシンプルな編成ながら弾けてます。大好きだなぁ。




#370, 2nd May 2007

Nobel / OUZA DIALLO (1975,SENEGAL)




AFRICAN PEARLS SERIES VOL.4 "SENEGAL -TERANGA SPIRIT"は セネガルのポピュラー音楽を1965年から1979年迄、俯瞰した素晴らしい内容のダブル・ディスク。 特にディスク2を繰り返し聴いているのだが、その中でも白眉なのがこの一曲。

オウザ・ダイアロ(発音間違ってるかも?)の、NOBEL (LOVE IN WOLOF),ウォロフ語でラヴという曲だそうだ。 オーケストル・バオバブと同じく、キューバ音楽の影響あるのでしょう。 シャープでゆったりとしたギター・リフ、サックスのたゆたゆとした鳴り、女性のガイドヴォーカル含めたハイトーンな唄も最高!ハイライフっぽくも豊潤!

この良さを上手く言葉に出来ないので、こちらで試聴どぞ!ディスク2の4曲目です。




#369, 29th Apr 2007

よろん小唄(十九の春) / 高田渡&金城恵子 (1998,JPN)




高田さんのダメ親父風な唄と、金城さんはダメ親父に添い遂げる立派な奥さんといった風情で、デュエットのコントラストの妙。

当マキシシングルCDB/C RECORDさんで現在も取扱い中。




#368, 15th Apr 2007

ダーティ・オールド・タウン / オクノ修 (2001,JPN)




Traditional「ダーティ・オールド・タウン」を最初に聴いたのは、 ポーグスのヴァージョンだったと思う。85年頃かな。 それから、イワン・マッコールのもの聴いた。 詞はジャック・プレヴェールの「失われた時間」という詩に近いものを感じる。

日本語で歌うダーティ・オールド・タウンを聴くのはオクノさんが初めて。 せつなさ、愁い、など情感詰まった、とてもいい日本語ヴァージョンだと思う。

ダーティ・オールド・タウンは鈴木常吉さんもライヴで歌っているそうだ。 日本語詞もオクノさんと違うらしい。是非、聴いてみたい。

思い出した、英語詞だったけど佐藤良成バンドも演ってたな。




#367, 8th Apr 2007

2120 SOUTH MICHIGAN AVENUE / THE ROLLING STONES (1964,UK)




先日、友人の車中で聴いたレゲ、スカのMix-CDにフックとしてだろうか、 ストーンズが一曲入っていた。それがこの曲。 64年チェス・スタジオ録音のインスト・ナムバー。 タイトルはそのまま、チェス・スタジオの住所「南ミシガン通り2120」。 最高にモッドなインストである。 割れそうなモコモコしたベース音。 演者はイアン・スチュワートであろうか?ナイスなハモンドオルガン。 ハモニカはブライアンそれともミック?。
5人合作の際使っていたペンネーム「ナンカー・フェルジ」名義の ヤング・サヴェージ・ストーンズここにあり的な一曲である。




#366, 5th Apr 2007

きゅうりのさんぽ / オクノ修 (2003,JPN)




深い唄である。

きゅうり♪うりうり♪さよなら、とまとさん♪あなたに会えてよかった♪...

この曲収録のアルバム「唄う人」のバック演奏は
渋谷毅(piano)
船戸博史(contrabass)
高田漣(pedal steel guitar)
中尾勘二(klarinette)
関島岳郎(tuba)

この曲「きゅうりのさんぽ」は、 オクノさんの唄with マーチン・フォークギター?、 船戸さんのコントラバス、 高田漣(高田渡ご子息)さんのペダルスティールで楽しく演奏している。

野菜の歌だと「つれれこ社中/炊事節」も好きだ。

off note-blog-:オクノ修



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