today's piece


#87, 31th Jul 1999
TATTERD,TANGLED AND TORN / BRADFORD

80年代後期を代表するような曲なのですが、まったく無名みたいです。
ギターポップガイド本等にも紹介されていないし...
メロディ、ビート、ポップセンスすべてが理想的な一曲だと思います。
8曲入りのアルバムからなのですが、後にも先にもこれ以外、
音源があるのかどうかもよくわかりません。
ジャケットは「大人は判ってくれない」風。


#86, 25th Jul 1999
I LIVE ON A BATTLEFIELD / NICK LOWE & THE IMPOSSIBLE BIRDS

この曲が入ってるアルバム「インポシブル・バーズ」は兎に角、聴きまくりました。
自らカントリーに足を突っ込むことを宣言したようなアルバムだったわけですが、
でも、やはりニックだったわけです。
このころ、宮崎勤務だった私は、これを聴きながら青島海岸をドライヴしていたわけです。
サイドBはカントリー・アレンジ溢れる「ウィズアウト・ラヴ」のライブヴァージョンです。


#85, 19th Jul 1999
SUNNY GOODGE STREET / S-KEN

フリクション、リザードやフールズなどとともに東京ロッカーズ・シーンの
立役者 S−KEN
これは、彼の1stアルバム「魔都」に続く2ndアルバム「ギャング・バスターズ」から。83年です。
サウンドデイレクター細野さんで、まだ、ルード・フラワーだった頃の
小玉和文氏も参加のレゲ、スカ、サルーサなどなんでもありのポップなレコードより。
聴くきっかけとなったのは何といっても大好きな一曲ドノバンの表題曲が入っていたから。
日本人ならではのカタカナ発音がとてもわかりやすかったです。
「ミンガス、メローファンタスティック」の一節で、これがチャーリー・ミンガスの
事を唄ってると知ったのはこれから随分あとのことでした。
蛇足ながら、河村要助氏 訳詞のウィリー・コローン ナンバーも入ってますよ。
またまた、蛇足ながら「魔都」と言えば久生十蘭ですね。顎十郎捕物帳も面白かった!!。


#84, 17th Jul 1999
JONATHAN JONATHAN / ROCKINGBIRDS

ex.ウェザー・プロフェッツ デイヴ・モーガン率いる、
ロッキンバーズによるジョナサン讃歌。
この曲が出た頃は確か少しは盛り上ったはずですが、
今となっては全然音沙汰無しですね。
もったいない、2ndアルバムも英国のアメリカしてたのに。


#83, 7th Jul 1999
THE MIDNIGHT SPECIAL / CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL

ヴィム・ヴェンダーズのエセー「エモーション・ピクチャーズ」に
「キンクス10枚目のアルバム、A・ヒッチコックの51本目の映画、
CCRの4枚目のアルバム、ハーヴィ・マンデル3枚目のアルバム」
という文章があって、このミッドナイト・スペシャルが熱く語られてます。
トレモロがかかったギターが良いグルーヴを醸しだしていて印象的です。
ほとんどオリジナルかと思うばかりの演奏であります。
因みにキンクス10枚目のアルバムとは「アーサーならびに大英帝国の滅亡」で、
A・ヒッチコックの51本目の映画とは「トパーズ」のことです。


#82, 3rd Jul 1999
SEPTEMBER SONG / LOU REED

マック・ザ・ナイフで有名なクルト・ヴァイル・トリビュートから第一弾シングル。
85年頃です。
因数分解されたセプテンバーソング、完全にルー・リード節になっています。
充実したライブ・イン・イタリーの頃と重なってるので、悪いわけないですね。
ロバート・クインのギターも気合がはいってます。
同時期にイアン・マカロックもセプテンバーソングをカバーしてましたが、
そちらの方は悲しいかな惨めなできだったように覚えてます。
この頃から、日本盤シングルが消えていきはじめたんですよねぇ。


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