today's piece



#440, 2009/12/30

LE RAPACE (Chante par Los Incas) / FRANCOIS DE ROUBAIX (1968,FRANCE)


LES PLUS BELLES MUSIQUES DE FILMS DE FRANCOIS DE ROUBAIX VOL.1

ド・ルーベを聴いております。監督ジョゼ・ジョヴァンニ、主演リノ・ヴァンチュラによる映画「ベラルクスの男」の同名タイトル曲。 南米の舞台背景にふさわしく、アンデス・フォロクローレのようでもあり、マカロニウェスタンのようでもあり。ロス・インカスのヴォーカルが 哀愁を誘います。ド・ルーベは変幻自在。感服します、いい曲です。

CDでしたら、下記2タイトルで聴くことができます。
Chansons de Films (2009)
Dernier Domicile Connu - Le Rapace (2002)




#439, 2009/12/15

THE LADY & THE SWINE / SHIRLEY COLLINS (1959,UK)


NEW ENGLAND

専ら、この頃はシャーリー・コリンズばかり聴いています。彼女が23歳の時、録音した1959年リリースのデビュー・アルバムから。 この曲はイングランドに伝わる童謡だそうです。二十歳そこそことは思えない、かすれたような落ち着いていてシャイな歌声とバンジョーの音色。 なんともシンプル。「癒し」などと簡単にひと言で片付けたくない情感。ひとりじっくり聴いています。




#438, 2009/12/06

HYPOCRITE / THE HEPTONES (1972?,JAMAICA)


THE HEPTONES

ブリンズレー・シュウォーツが完コピやってますのスウィートなコーラス・レゲ。







#437, 2009/11/14

BOONDIGGA / FAT FREDDY'S DROP (2009,NEW ZEALAND)


DR.BOONDIGGA & THE BIG BW

ファット・フレディズ・ドロップ from ニュージーランド、新作2ndが出ました。 収録3曲目 "Boondigga"はソウルでスモーキー!





#436, 2009/11/07

GOLDEN BIRD / LEVON HELM (2009,USA)


ELECTRIC DIRT

歳を重ね、充実したアルバムをリリースしているリヴォン・ヘルム、69歳。 前作ダート・ファーマーも愛聴盤ですが、新作エレクトリック・ダートも愛聴しています。 新作から収録四曲目、ゴールデン・バードが今日の一曲です。オリジナルはハッピィ・トラウム。 リヴォンのしわ枯れた声とフィドルが相乗効果抜群で、とてもとてもトラディショナル感ありあり。




#435, 2009/10/25

G-MAN HOOVER / SIR LANCELOT (1940's,TRINIDAD)


THE REAL CALYPSO

"G-MAN HOOVER"でネット検索すると、ヴァン・ダイク・パークスのそれが最初に検索ヒットするわけですが、オリジナルはサー・ランスロットですね。 サミュエル・チャーターズ編集のアルバム"THE REAL CALYPSO"より。 最近になって、スミソニアン・フォークウェイズのカスタムCDが大手通販サイト においても流通されるようになりました。以前はスミソニアン・フォークウェイズのサイトのみの取扱だったと思います。 現在はエル・スール・レコーズさんでも取扱いがあります。

この曲を最初に聴いたのは、ほとんどの方がそうであるように、ヴァン・ダイク・パークスの「ディスカヴァー・アメリカ」がきっかけでした。 「ディスカヴァー・アメリカ」には、他にもフォー・ミルス・ブラザーズやビング・クロスビーなどカリプソの曲がカバーされており、 原曲を聴きたく探して聴いていましたが、G-MAN HOOVERが最も探し難い曲でした。 "THE REAL CALYPSO"のLP盤には何度か出会いましたが、いつも状態が悪そうな盤ばかりで入手しそびれること二十年。やっとカスタムCD入手と相成りました。

サー・ランスロットはハリウッド映画にも出演したり、(61年には来日もしていたそうです。)エンターテナー歌手と活躍が著しかったそうですが、 この G-MAN HOOVER はカリプソニアンの批評精神よろしく、独裁的な権限を揮ったFBI長官 ジョン・エドガー・フーヴァーを揶揄した歌。 ♪A,B,C,E,F,G, ♪G-MAN, ♪G-MAN HOOVER のフレーズが忘れられません。 演奏はジェラルド・クラーク&ザ・カリプソ・オーケストラです。 試聴はコチラ、4曲目です。




#434, 2009/10/12

Kamphopo (beautiful girl) / THE VERY BEST (2009,MALAWI/UK)


WARM HEART OF AFRICA

先月の雑記に THE VERY BEST がヴィクター・ウワイフォのギター・ボーイをサンプリングした曲"WARM HEART OF AFRICA"のことに触れたのですが、 その収録アルバムが手許に届きました。
エレクトロニカと言われる所謂クラブ音楽には触手がほとんど動かないのですが、この盤は楽しんでおります。 在英マラウィ出身の歌手 Esua Mwamwaya のストロングではないけれど大陸的な声と、英国人二人組"Radioclit"によって作られたキャッチャーなメロディに馴染んでしまいました。
今日の一曲はそのアルバム11曲目、Kamphopo です。英訳を読むと、たわいもない 君が好きで好きでたまらないと言ったラヴ・ソングなのですが、 ティン・パンがいい味だしてます。エレクトリック・ライト・オーケストラ的なアレンジも可愛いです。ヴィデオ・クリップもいい感じ。
アマドウ&マリアムの最新アルバム「ウェルカム・トゥ・マリ」から デーモン・アルバーンがProd.した曲「サバリ」を聴いたときにも感じたのですが、英国のヒップな?ミュージシャン達は ジェフ・リンやロイ・ウッドを意識、再評価しているのでしょうか?





#433, 2009/10/07

Willin' / LONESOME STRINGS with 'Fuchigami to Funato' (2009,JPN)


SOME HAPPY DAY

ロンサム・ストリングス、初のライヴ・アルバム「サム・ハッピィ・デイ」から「ウィリン」です。 ゲストである「ふちがみとふなと」渕上さんの深遠で刹那的な歌声炸裂。圧倒的でさえあります。 ローウェル・ジョージも感服しているのではないでしょうか。
「ふちふな」船戸さんと「ロンサム」松永さんのコントラバスの競演も聴き所。 「西のフナト、東のマツナガ」というコピーをどこかで目にしたことがありますが、まさにそれ。
「ウィリン」での主役はあくまで渕上さんであり、ロンサム・ストリングスは幻想的なバックの演奏に徹していますが、 次インストナンバー'Mountain Hymn#1'への繋ぎは素晴らしく「刹那」から「エヴァーグリーン」へとコントラストの妙。 アルバム終盤のハイライトではないかと思うのであります。
http://www.myspace.com/lonesomestrings



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