today's piece



#432, 2009/09/21

GUANTANAMERA / PEREZ PRADO (1964,CUBA/MEXICO)


BOOGALOO A GO-GO

最近は中古盤屋さんをポツポツと通うのがまたまた楽しくなってきました。 田舎のセコハン屋さんなので、所謂、ワールド・ミュージック・コーナーは肩身が狭い感はあるのですが(苦笑)。
先日、通販でお世話になっていますエル・スール・レコーズ店主 原田さんが92年にコンパイルされたブーガールー音楽のコンピレーションアルバムを見つけました。 楽しいですね、ブーガールー・ア・ゴー・ゴー!!
今日の一曲はそのアルバムから、ペレス・プラードのグアンタナメラです。キューバの第二の国家と云われ親しまれているグアンタナメラを最初に聴いたのは、 ロバート・ワイアットのカヴァーでした。当時はニュー・ウェイヴ少年でキューバ音楽に興味もなく、ただただワイアットの声に酔いしれるのみで、、、。
さて、本題のペレス・プラードのグアンタナメラですが、オルガンとパーカッションが印象的にエイト・ビートで突っ込んできます。 ゆったりのんびりなグァヒーラなグアンタナメラも大変好きですが、ロックな感じで突っ込んでくるプラードのラテン・ビートも格好いいですね。 ジョージィ・フェイムなんかも参考にしていたのかもです。 試聴はコチラ




#431, 2009/09/12

TOYOTA / ROCHEREAU & L'AFRICAN FIESTA (1968/69,D.R.CONGO)


ROCHEREAU & L'AFRICAN FIESTA 1968/1969

#412で投稿してますフランコのアズダは フォルクス・ワーゲンのディーラーのCMソングだったわけですが、 さて、今日の一曲はタブー・レイ・ロシュローのトヨタです。トヨタは62年に南アフリカに進出していたそうですから、 60年代後半にはコンゴ民主共和国でもトヨタの名前は認知されていたのでしょう。
曲は終盤でトヨタ、トヨタと連呼もあり、トヨタ賛歌なのかもしれませんが、いかんせん歌詞が解からず内容を汲み取れません。 しかし、ルンバ・コンゴリーズ特有の、たゆたゆ、まろやか、芳醇、キラキラギター。 金太郎飴だと云われようが素敵、素晴らしいのであります。 試聴はコチラ、5曲目です。




#430, 2009/09/06

SKA DOWN THE JAMAICA WAY (SOUTH OF THE BORDER) / FERDIE NELSON & IVAN YAP (1965,JAMAICA)


Top-Deck SKA 45's BOX

今週末はサンセットが開催されていましたが、触手動く演奏家がやってこなかったので昨年に続き、観に行かず。
代わりと言うわけでもないですが、"Top-Deck SKA 45's BOX"を聴いておりました。 先週、久保田麻琴と夕焼け楽団の「国境の南」を聴いて、ほろっとなっていたのですが、 さて、本日の「今日の一曲」はファーディ・ネルソン&アイヴァン・ヤップの「国境の南」のカバー。 ダウン・メキシコ・ウェイをもじってスカ・ダウン・ザ・ジャマイカ・ウェイ。 タイトルも強引ですが、演奏も強引!ボレロをスカですから(笑)。しかし、その強引さが強烈で、たまらなくサイコーなのであります。  試聴はコチラから。




#429, 2009/08/23

EL VAGABONDE / ORCHESTRA BAOBAB (1971,SENEGAL)


LA BELLE EPOQUE

ベル・エポック(よき時代)と題されたオーケストラ・バオバブの70's 音源ダブルディスクから。 disc1 は、グループがベースとしていたクラブ・バオバブでライヴ録音された音源15曲、 disc2 はスタジオ録音アルバム"BAOBAB A PARIS"、他から構成された14曲。計29曲、たっぷり聴けます、幸せ。

その中から、disc1, 2曲目、エル・ヴァガボンドが今日の一曲。たゆたゆとした懐深く、かつエキゾティックなセネガリーズ・ラテン。 もう、とろけそうです。ゆったり感が何とも云えず、とても気持ちよくよく。 力の抜け具合がたまらないリード・ギターとサックスが最高でもあります。 ライナーに目を通すと、サックスのIssa Cissokho は、Dexter Johnsonから教えを受けたとか。なるほど、そうだったのですね。

試聴 → Sterns Music - "La Belle Epoque / Orchestra Baobab"




#428, 2009/08/09

ダップファイ・クイガン / スワン・サンティ (1970's??,THAILAND)


シークンポンプレーン

タイの70's?? ルークトゥンのオムニバスCD「シー・クンポンプレーン(四人の歌の大将たち)」から収録最後の曲「ダップファイ・クイガン」です。 タイ語を解する知人が曲名など訳してくれ、やっとやっと投稿することができました。 曲名「ダップファイ・クイガン」とは「火を消して語り合おう」という意味だそう。 タイでもハードロックが流行っていた頃の録音なのでしょうか?ふにゃけたサイケなギターリフ、黄金コードな硬いベース・リフレイン、 ラナート(タイ式木琴)とスワン・サンティの田舎くさく、とぼけたコミカルな歌声のミスマッチさ加減が不思議かつ長閑な田園風景(笑)。サイコーです!

タイ語を解することが出来ず、試聴サイトが見つかりません、残念。




#427, 2009/07/28

IN THE MOOD / OSCAR ALEMAN (1942,ARGENTINA)


Swing Guitar Masterpieces 1937-1957

クラブ活動で吹奏楽をやっている娘がグレン・ミラーをよく聴いています。 グレン・ミラー楽団の大ヒット・ナンバー「イン・ザ・ムード」のオスカル・アレマン版を聴かせてみると。
小編成のヴァイオリンとギターによるアンサンブルに驚いておりました。「へぇー、こんなんもあるんやねぇ」と。 相槌のようなコーラスもコミカルな印象のようで気に入った様子。最初、私が聴いたときの感想と一緒やんと云ったところです (^.^; 試聴はコチラ、10曲目です。下記hmvのリンクからも試聴可です。

デヴィッド・グリスマン編集の当ディスクには、その他、バンブー竹田氏推薦の二曲 デリカド、ネグラ・デ・カベーロ、 ウィークエンド・サンシャイン公開録音at福岡でP.バラカンさんが選曲されたセンチメンタル・ジャーニーや 個人的に大好きなコミカルなベサメ・ムーチョも収録されております。

長らく廃盤だったようですが、再プレスされたのでしょう。大手二社は在庫有り。
Swing Guitar Masterpieces 1937-1957 - amazon.co.jp
Swing Guitar Masterpieces 1937-1957 - hmv.co.jp
オススメ盤です。




#426, 2009/07/21

EJE KA JO / JIMMY SOLANKE & THE JUNKERS (1965,NIGERIA)


MONEY NO BE SAND

2000年頃、バントゥウス・ジャズのワチ・ワラが聴きたくて手に取ったコンピレーションCD「シュライン・アフロビート」 にジミ・ソランケのエジェ・カ・ジョも収録されておりました。面白い曲ではあるけど、所謂、クラブ受けする曲かなぁなんて感想でした。
約9年経って先日、エジェ・カ・ジョの初出バージョンをラジオ番組で聴いたのです。 スコーンと抜けたツイスト&スカ風味なナイジェリアン・ロックンロールに打ちのめされました!
後で判明するのですが、前述「シュライン・アフロビート」収録のエジェ・カ・ジョは70年代の再録バージョンだったようです。 初出バージョン収録のコンピレーションCD"MONEY NO BE SAND"を探すべく八方手を尽くし、どうにかデッドストック品を入手できました。 改めてCDで繰り返し聴いて、較べるべくもなく、初出バージョンが最高、プリミティブで格好いいです。 試聴はコチラ、5曲目です。

余談ですが、2005年 単身赴任時、BAR ESOGIEで"MONEY NO BE SAND"を聴いているはずなのですが、 酔っていたせいでしょうか、記憶に残っていません(苦笑)。

ついでに、ジミ・ソランケはミュージシャンの他、俳優、画家としても活躍しているそうで、現在、レゴスで展覧会が開催されているようです。
The other side of Jimi Solanke




#425, 2009/07/16

TAXI DRIVER (I DON'T CARE) / 3 MUSTAPHAS 3 (1989,UK)


HEART OF UNCLE

2009/7/5 放送のワールド・ミュージック・タイムにて、 ボビー・ベンソンのタクシー・ドライバーを 3ムスタファ3 がカバーしていると言われていたので、 その1989年リリースの収録アルバム「ハート・オブ・アンクル」を中古盤で手に取ってみました。
早速、聴いてみると。オリジナルに忠実な演奏、西欧圏の発音だからか洗練された歌声で響く。 またトーキング・ドラムが使われているためか、ジュジュっぽい感じ。 クレジットをみるとトーキング・ドラムを演奏しているのはガスパー・ラワル。 ボンゾ・ドッグ・バンドに参加していた人じゃなかったっけ?
細かい発見がありつつも、総じて、気持ちよいカバー・ヴァージョンでした。 試聴はコチラ、11曲目です。

因みに、オリジナルのボビー・ベンソンのタクシー・ドライバーは、2006年頃でしょうか、下記リンクのアルバムで初めて聴きました。 大好きな一曲です。
http://www.elsurrecords.com/contents/newcd/africa/evergreen-nigeria.html




#424, 2009/07/12

CHAMPION / GERAINT WATKINS (2009,UK)


IN A BAD ROOM

ニック・ロウの「ザ・コンヴィンサー」と肩を並べる名盤が出ました! ニックの盟友 ロックンロール鍵盤演奏家 ゲレント・ワトキンズのソロ・アルバム「イン・ザ・バッド・ムード" デラックス・エクスパンデッド・エディション」から"チャムピオン"です。 おっちゃんロックしてますねぇ、じわーっといい曲です。さびのフリューゲル・ホルンとトロムボーンの荘厳なアンサンムブル聴いていると 「おつかれちゃん、おやすみなさい」ってな感じでクール・ダウン。 試聴は以下、動画にて。





#423, 2009/07/10

MOG BOOM BOOM BOOM / BAB PETER (1973,INDIA)


KONKANI SONGS

インド西部、ゴアで育まれた魅惑のポルトガル系南洋歌謡、コンカニ音楽。 その全盛期の音源を集めたコンピレーションが独トリコントからリリースされました。アルバム・タイトルは文字通り"KONKANI SONGS : MUSIC FROM GOA,MADE IN BOMBAY"。 今日はそのアルバムからポップなキラー・チューン、モッグ・ブン・ブン・ブーンです。 歌っているバブ・ピーターは幼少時から歌手として活躍し、400曲以上残して2005年に50代の若さで亡くなったそうであります。 試聴はコチラ、11曲目です。

タイトルにブン・ブーンとあるせいか、ジャメイカンズのババ・ブーンとシンクロしたり。(^.^;



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