today's piece



#388, 2007/12/23

STARRY NIGHT / POPO (2006,JAPAN)




クリスマスの時期ですね。 クリスマス・アルバムと言うとビーチ・ボーイズのそれが好きで、リトル・セイント・ニックはやはりついつい聴いてしまうのですが、 今年はpopoのスターリィ・ナイト「星降る夜」を思い出しました。原曲はチャイコフスキーだそうです。
popoのお三人(トランペット:山本信記、トランペット:江崎將史、オルガン:喜多村朋太)と中尾勘二さんゲスト?による聖夜にぴったりな清くてゆったりとした楽曲。明日も明後日も聴きたいと思います。また、来年こそはどこかでpopoを観たいと思います。




#387, 2007/12/09

MacCrimmon's Lament / JEANNIE ROBERTSON (1959?,UK)




こちらの記事がきっかけとなって、スコットランドはジェニー・ロバートソンの30分にも満たないアルバム「スコティッシュ・バラッドの真髄」を手に取りました。 きっかけがどうであろうとも、このジェニー・ロバートソンのアルバムを買おうと思った瞬間に、その人に至福の時が来るのでありましょう。恐らく、このアルバムを購入しようと思われ、実際に購入した人は身震いされたことが想像に難くありません。

前述の記事には、ディック・ゴーハンの「マックリモンの悲しみ」"MacCrimmon's Lament"の記述があり、彼のアルバム「ノー・モア・フォーエヴァー」は持ってないのですが、運良く"NEVER THE SAME"と云う英国トラッド曲編集盤CDに収録されていたので、ジェニーの歌唱と聴き比べすることができました。

聴き比べした結果ですが、どちらも素晴しいのです。これは事実であります。




#386, 2007/12/05

AMI KITA BAY / ORCHESTRA BAOBAB (2007,SENEGAL)




目下の最愛聴盤、オーケストラ・バオバブの再結成第二弾アルバム 「メイド・イン・ダカール」より一曲、アミ・キタ・ベイ。 哀愁のサキソフォン、控えめであるけれどもキラキラするギター・フレーズ、 懐かしみのある唄、"mbalsa"と云うリズムを支えるパーカッション。 これが皆、渾然一体となって産み出すグルーヴ。最高でありまする。 ラティーナ・セネガリーズ(←勝手な造語)ですが、バオバブ、サイコー!!

試聴は、Sternsmusic.com - Orchestara Baobab / Made in Dakar




#385, 2007/12/02

サン・タイガー / 福岡史朗&BOXCOX (2005,JAPAN)




福岡史朗さんの名盤「サン・タイガー」より表題曲。
何百回いや何千回聴いたことだろうか、素晴しい一曲。
聴いていると、いつも日曜日夕刻の寂しい公園を思いだします。
福岡さんはご子息と"SUNTIGER PUMP"のある公園で、
遊んでいたのでしょうか。

SUNTIGER PUMP #1 / SUNTIGER PUMP #2

SUNTIGER PV (Quick Time Movie) from 「ginjinの部屋」




#384, 2007/11/29

Nyusamkhaya / GWIGWI MRWEBI (1967,SOUTH AFRICA / UK)




南アフリカのジャズ・ミュージシャンGWIGWI MRWEBI「ギウィギウィ・ムェウェビ」がロンドンに渡って、 1967年、コベント・ガーデンにほど近い「デニス・デューデンのトランスクリプション・センター」 で録音したアルバム"Mbaqanga Songs"の再発盤(Honest Jon's records)からです。

バンド・パーソネルは以下の通り、南アフリカのミュージシャンの他、 英国のミュージシャンも参加しているようです。

ギウィギウィ・ムェウェビ(Gwigwi Mrwebi):アルト・サキソフォン
ドゥドゥ・プクワナ(Dudu Pukwana):アルト・サキソフォン
ロニー・ビア(Ronnie Beer):テナー・サキソフォン
クリス・マグレガー(Chris McGregor):ピアノ
コールリッジ・グッド(Coleridge Goode):ウッドベース
ローリー・アラン(Laurie Allan):ドラムス

余談ですが、当時、そのトランスクリプション・センターではダラー・ブランドも演奏していたそうです。おお、素晴らしいですね。そのセンターは唯一ロンドンでアフリカ各国出身の作家/アーティスト/学生達等が集うメルティング・ポットでもあったようです。
さて、そのアルバム"Mbaqanga Songs"「ムバカンガ・ソングス」はとても素晴らしいです。ムバカンガも南アフリカのダンス音楽のひとつですが、このアルバムは鉄笛で演奏はされていませんが、クウェラ音楽に近い雰囲気であると思います。
曲はNyusamkhaya、なんと発音したらよいのでしょうね。ギウィギウィ・ムェウェビとドゥドゥ・プクワナのダブル・アルトサキソフォンがとてもかっちょよくて、懐かしみのあるカリブ風な旋律、大陸的なたゆたゆ気分なリズム。兎に角、いいのですよ。

試聴してみてください。全曲素晴らしいです。コチラコチラ




#383, 2007/11/17

キムおじさん / 良元優作 (2006,JPN)




切なくて、侘びしくて、懐かしくて、、、キムおじさん。感情移入してしまいます。ライヴ一度観たいですね、とても。 大阪に限らず、どこでも大なり小なりドヤ街はあって、憎めない変わりもんのおっちゃんはおったですねぇ。そんなこと思い出します。
良元優作Blog
♪ 良元優作 写真でライヴレポート ♪




#382, 2007/10/31

TE RECUERDO AMANDA / ROBERT WYATT (1984,UK)




ロバート・ワイアット歌唱・演奏による「アマンダの想い出」です。なかなか風邪が治らず、どんよりした気分のなか聴きたくなりました。

詞曲:ビクトル・ハラ
訳詞:三浦 昭悦

優しいアマンダ 覚えているかい
雨降る中を 駆けてきたあのマヌエル
愛しい 微笑みのもと
髪が濡れるのも かまわずに言った
コネール コネール コネール コネール コネール
そのひととき 君の心は 輝いて
赤い花を 咲かせて燃える
だが時は過ぎ 二人は誓う 永久(とわ)の愛を 確かめて

優しいアマンダ 冷たい我が
若い命を 奪ってしまったあのマヌエル
風に乗り 聞こえてくる
彼の口笛が 君の心呼ぶ
コネール コネール コネール コネール コネール
涙に濡れて 誰が殺した 愛し人
君は歌う 嘆きの歌を
二人の愛を 引き裂かれた 永久の愛を 確かめて

永久(とわ)の愛を 確かめて
苦しみと 思い出を 優しいアマンダ 君は歌う
マヌエルの思い出 明日の歌
マヌエル マヌエル マヌエル マヌエル………


ちょっと調べてみるとあるんですね、ビクトル・ハラの演奏も。
素晴しいです。




#381, 2007/10/14

CALYPSO BLUES / MONA BAPTISTE (1950's?,TRINIDAD)




良質なカリプソ、ハイライフ、クウェラ関連編集盤"LONDON IS THE PLACE FOR ME Vol.2"から。トリニダッド出身の女性歌手 モナ・バプシステの「カリプソ・ブルーズ」。 オリジナルはナット・キング・コール。エキゾチックなサキソフォンで始まり、枯れたハスキーな声で唄われるは、場末の酒場で唄うわけありな歌手のよう。雰囲気最高です。

モナ・バプシステは50年代にトリニダッドから欧州に移り、主にドイツで活躍した歌手、女優だったそう。"Best of Trinidad"こちら

試聴はこちらから、三曲目です。→STERN'S MUSIC -LONDON IS THE PLACE FOR ME Vol.2

最後にオリジナル、ナット・キング・コール Versionも動画でどうぞ。こちらも最高です!




#380, 2007/10/08

MANA DEN / ORCHESTRA BAOBAB (1975,SENEGAL)




久しぶりにバオバブ!再結成第二弾新録盤もでることだし! 今日の一曲は2005年リリースのアフリカン・ラテン音楽好編集盤「フロム・ダカール・トゥ・キューバ」より、バオバブの「マナ・デン」(邦訳は「オレたち大流行」)。
「ゆめでん」ではありません。あ、すいません(汗)。
当時、セネガルでヒットしたそう。ちょっとブルージーなワウワウ・ギターが大変イカしたアフリカン・ラテン・チューン! たゆたゆとしたラティーナ・セネガリーズと云うよりも、山椒がピリリと効いた感じでしょうか(笑) 遠藤斗志也さんのサイトで確認したところCD盤での記載がないので、当編集盤で初めてCD化されたようです。間違ってたらごめんなさい。

試聴はメタカンパニーさんのこちらから→FROM DAKAR TO CUBA




#379, 2007/09/11

PEOPLE CHANGE / NICK LOWE (2007,UK)




ニック・ロウをがっちり聴きだしたのは「ローズ・オブ・イングランド」の頃だったと思う。 友人の影響もあり、キッピントン・ロッジ、ブリンズリー時代、レイダー、スティッフ時代等過去の作品も聴きつつ、 新作も未だ追いかけている。その新作"At my age"「この歳で」。 最初は前作「コンヴィンサー」に較べると薄味だなぁと思いつつも 聴き続けるうちに、やっぱりニック!じわじわクルのである、キテマス。

さて、今日の一曲は"PEOPLE CHANGE"と云う曲。軽やかなメロディがとてもいとおしい一曲。 さりげなく軽やかなホーンセクションが挿入されたりと気持ちも軽くなる。 ゲストにはクリッシー・ハインド参加。でしゃばらず(笑)、控えめなサポートも好感持てます。

アルバム通して聴いてみて思うことは、落ちついた作品を作り続けているニックの近作を、 もし、松平維秋氏だったらどんな所感を持たれたのだろうか。そんなこと考えながら聴いたりしている。

来日しないかなぁ、ニック。




#378, 2007/08/23

MEVA / SPOKES MASHIYANE (1954?,SOUTH AFRICA)




本日は、暑さも収まる時期を意味する「処暑」だそうですが、全く収まる気配さえ感じません。お暑うございます。 そんな残暑厳しい日に打って付けなのが、南アフリカのクウェラ音楽(KWELA MUSIC)。 南アフリカのジャイヴ音楽のリズムに乗せて、ペニーホウィッスル(鉄笛)を吹き鳴らすはスポークス・マシヤネ。 コミカル・タッチななんとも言えないメロディと涼しげな笛の音色が涼風を届けてくれるようです。 ちょっと聴いてみたいぞ!という方には試聴可能です。下記リンクからどうぞ、一曲目です。

STERN'S MUSIC "KING KWELA featuring SPOKES MASHIYANE"




#377, 2007/07/25

STOP AND START IT ALL AGAIN / JONATHAN EDWARDS (1972,USA)




スモール・タウン・トークをパラパラめくっていたら、ジョナサン・エドワーズが聴きたくなる。梅雨明けした蒸暑い夏に合うアルバムだと思う。 大ヒット セカンド・アルバム"HONKY-TONK STARDUST COWBOY"からスタート曲。 カントリー・テイストwithポップ・センスが光りますなぁ。一日の始まりにぴったりです。



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