today's piece


#59, 28th Mar 1999
HOLY COW / OILY RAGS

「神聖なる牛」です。NEW ORLEANS JAZZ & HERITAGE FESTIVAL '76
で リー・ドーシーが演ってた曲。ミュージック by アレン・トゥーサン
後でチャス&デイヴとなるオイリー・ラグスによるちょっとアコースティック
なカバーです。この曲が入ったアルバムはチャス&デイヴの頃に比べると
フォーク寄りで、今の雰囲気に合ってるかもです。
あと、ザ・バンドやクリス’ビリー・ザ・キッド’クリストファーソンのカバーもありですよ。
イギリスのアメリカ 「なんのこっちゃ、訳わからんですね」が楽しめる一枚です。


#58, 25th Mar 1999
ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY / BEACH BOYS

ビーチボーイズ、B.ウィルソンについては、
WEB上にも権威がたくさんいらっしゃるので、
細かい事はそちらにお任せするとして、
ペットサウンズ後、となればこの曲が
10指に入ってくるのではないでしょうか。
コーラスが素晴らしいですね。とろけそうです。
サンフラワーもボーナストラック入りで近々
CDリイシューされるみたいなので、待ち遠しい。
ところで、ペットサウンズ前となれば、
THE LITTLE GIRL I ONCE KNEW か
LET HIM RUN WILD でしょうか。


#57, 22th Mar 1999
FROSTY / CLARENCE GATEMOUTH BROWN

ひさかたぶりのブルーズです。
ジャンプ・ブルーズの大御所、クラレンス・ゲイトマウス・ブラウンです。
この曲は弟子アルバート・コリンズの出世作ですが、
本当はオレが作ったんだと、ゲイトマウス・ブラウンは豪語していたそーです。
内容もそのウソ吹きに負けない充実した演奏でブルーズの楽しさが
伝わってくる一曲です。彼のギターは、ある種トリッキーで奇妙な
フレーズや自由奔放なリズム感、それと早弾きがあって、とっても
大好きなのでありました。それともう一つ大好きな所は、ブルーズに
あまりこだわっていないところです。随所にザディコ、C&W、
ニュー・オールリンズR&Bなどがチラチラしていてヴァラエティに富んでます。
この辺りの影響を受けた人と言えば、ジョニー・ギター・ワトスンと
ゆーことになるのではないでしょうか。
81年作のLP オールライト・アゲインからでした。


#56, 21th Mar 1999
BIG YELLOW TAXI / JONI MITCHELL

生ギターと声だけで、ここまでグルーヴかつファンキーとは。
S&Gのミセス・ロビンソンに負けず劣らずの
アコースティックかつファンキーな一曲。
ワイト島ライブでの気丈な演奏も印象に残る。


#55, 19th Mar 1999
SUSANNAH'S STILL ALIVE / DAVE DAVIES

「道化師の死」と並んで、デイブのベスト・テイクでは?
力強いアコースティックサウンドが堪能できるとともに、
この頃だけが持つ独特の雰囲気がある。
アイラインした憂いた表情もとても妖しい。


#54, 17th Mar 1999
TRICK BAG / EARL KING

またしても、ニュー・オールリンズR&Bです。
でだしのギターフレーズがたまらない。
もの悲しいような不思議なフレーズ。
最初聴いたのはロバート・パーマーのカバーだったはず。
コステロも88年頃の福岡公演リハーサルで演ってました。
何故か、本番では最初の出だしだけ弾いて、
レッドシューズを演るとゆーかっこいい連続ワザを見せてくれた。


#53, 15th Mar 1999
JOE MEEK / WRECKLESS ERIC

多分、最新シングルのはず。
タイトルは大胆にもジョー・ミーク。
サウンドもテルスターもどきのスペーシー音が入ってます。
が、基本はいつも通りのロケンロール。
この人もスティッフ時代から、あいも変わらずですよね。
ジョナサンしかり、エリックしかり、人のよさが伝わってくる
ミュージシャンって食うのに困ってないのかなぁ。


#52, 14th Mar 1999
MAPLE LEAF RAG / SCOTT JOPLIN

BSでやってたスティングをついつい最後まで観てしまったので、
本日はラグタイムな一曲です。キング・オブ・ラグタイムこと、
スコット・ジョップリン。代表曲のメイプル・リーフ・ラグ、
1916年発表といへば、日本は大正デモクラシーの頃。
旋律を弾く右手とリズムを刻む左手が転がるように展開していき、
PIANO ROLLS とは言い得て妙ですね。
こんな曲が弾けるようになるんだったら、
ピアノ教室に通いたいという人も結構いるはず?


#51, 10th Mar 1999
Ooh La La / IDHA

フェイシズのこれとリトル・フィートのウィリンをカバーしたシングル
A WOMAN IN A MAN'S WORLD より。1stアルバムを聴かれてる
方はご存知と思いますが、素晴らしいですね。
94年にして、アメリカへの憧憬を英国人スタッフにより、素直に
あらわした音楽。あのイアン・マクレガンもサポートしてます。
でも、2ndアルバムは、ちょっとこけましたね。


#50, 8th Mar 1999
NOW AND DAYS / ROCKPILE

"思い出のシルエット"が邦題です。
全国 10万人(本当?)のデイブ・エドマンズ&
ニック・ロウ ファンにとっては基本の"キ"ですね。
甘くて切なくて、エヴァリー・ブラザーズっぽくて、
どうしようもなく素敵な一曲です。


#49, 7th Mar 1999
THE HUMAN JUNGLE / JAZZ BUTCHER

以前、友人が作ってくれたテープに入っていた曲でずっと探していた曲。
ルースターズの "ニュルンベルグでささやいて"が絶対、影響受けてます。
で、この曲は "ワイルド・サイド歩け"の影響を受けていそうです。
間奏の "パラッ パッ パッ パー"が最高ですよ。


#48, 5th Mar 1999
WIN OR LOSE / LEW LEWIS REFORMER

勝つか負けるかガツンのゴツンだ、ルー・ルイス
ブタ箱に入っていたらしいですが、もう出所したのでしょうか?
最近、巷に出回っているブートLPはちと高いですね。


#47, 3rd Mar 1999
Our love was / THE WHO

甘酸っぱくてとろけそうな一曲。
K.ムーンに代表されるワイルドな面ばかりが強調されてますが、
そんなことはありません。コーラス・ワークも非常に卓越した感性
があるフーです。セル・アウトからでした。
P.タウンジェントの佳曲、ドント・レット・ゴー・ザ・コートを聴くと
その辺のつながりがよく見えてくると思うのですが、いかがでしょう?
この曲はアナザー・スクープに入ってます。


#46, 2nd Mar 1999
the second time / FRENCH,FRITH,KAISER&THOMPSON

ジョン・フレンチ、フレッド・フリス、ヘンリー・カイザー、リチャード・トンプソン
による87年発表のコラボレイト・アルバムより。
この曲の特筆すべきところは何といってもリチャード・トンプソンのギター。
琉球風な独特のフレージングを奇をてらうわけでもなく、ごく自然に
弾いている彼のギターは素晴らしい。2分53秒があっというまに過ぎていく。
他にもC.ビーフハート風な曲やハイサイおじさんも演っていて、
バラエティに富んだ不思議なアルバムです。


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